KPL2022夏季 6/23 AG

本日のオーダー

 

对抗路 忆安

打野  未央

中路  久诚

发育路 一诺

游走  爱思

 

 1巡目最終戦。ここで勝てれば久しぶりのS組へ昇格となる。

 先週までの勢いがあればこのままS組へ昇格できる可能性があるが、今回も勝利することができるか。

 今回の対戦相手はDYG。彼らもAG同様、ポジションチェンジが多くあったチーム。春季の対戦成績から考えると、逆転負けをしたことがあるため、彼らは逆境に強いチームだと考えられる。

 今回の試合の全体的なポイントは、相手に押されているときにどう攻めていくか、という所だったと思う。

 

 1試合目、今回のAGは序盤でなかなか早いペースで攻めるようになってきている。春季では相手にペースを握られていたことが多かったが、夏季からは自分達から攻めていく姿勢が強く見られるようになっている。相手にペースを握らせないように攻めていくことは大事だと思うし、彼らから試合に対する積極性が見られていること、これは大きな進化だ。この試合でも相手から押されていたが、相手の隙を狙って一点集中し、そこから崩していくという形を取って攻めていた。ここも彼らが成長している証拠。

 ここで活躍が輝いていたのは忆安。彼がキャラの特性を活かし、突っ込んでタワーを倒すことができていたこと。久诚と連携を取り、相手を近付けさせないまま勝利を勝ち取ったのはとても素晴らしいプレーだと感じた。

MVPは久诚。

 2試合目、ここは相手が大きく攻めて出る。前の試合では一度もキルを取られていなかったが、この試合ではジャングルがマークされており、そのため多くキルを取られてしまっていた。ジャングルのレベル差はなくとも、キルを多く取られただけで大きく出遅れることになってしまう。相手にリードされてしまった際の戦略を練ることも、今後は必要かなと思う。

 3試合目、先程勝利した相手から押され気味で展開していくが、隙を見つけて突破口を作り出すことができるのは、先陣を切って突っ込むべきキャラ、主にトップとジャングルが突っ込んでいけるからであり、そこから自分達のペースへと持ち込めるのは春季ではできなかったこと。そこが夏季からはスムーズにできるのは素晴らしいことだ。特に最後の集団戦は、退かずとも誰もキルを取られることなく突っ込んで畳み掛けることができていたのは素晴らしかった。今までできなかったことができるようになっていくという成長を見ることができた。

MVPは未央。

 4試合目。いい雰囲気を作り出して勝つことができれば、ここからはAGのペース。終始攻めの姿勢で試合は進んでいく。相手から逆に攻め込まれたときの対応も、攻め込んできた相手に対し、まず誰を狙うか、その際誰から切り込んでいくか、という状況判断も瞬時にできるようになっているんだな、と感じた。今までは退くタイミングを計ることができず、突っ込み過ぎてキルを取られるということも多かったが、退くタイミングも試合をこなしていく間に分かるようになっているとも感じた。今回の試合は1巡目の集大成のような試合だった。

MVPは一诺。

 

 1巡目を4勝1敗で終えたAGは、2位で1巡目を終えることとなり、2巡目からは入れ替えでS組へ昇格。なんと225日ぶりにS組へと戻ることとなる。

 1戦目のTTGに対してストレート負けからのスタートであり、新体制のAGがどうなるか不安に感じていたが、2戦目からはどの選手も頼もしいと感じられるほどに強くなったと感じる試合ばかりだった。彼らの成長がこんなにはっきりと分かるようになるとは思わなかった。1巡目はA組のまま終えると思っていたので、S組に戻れることは本当に素晴らしい。

 

 しかし、S組は強豪揃い。どのチームも優勝を狙えるほどの実力やポテンシャルがあるし、同時にS組に戻ることとなるTTGも彼らと同等の実力の持ち主。その強豪を相手にAGはどう出るか。2巡目も今の勢いのまま、S組をかき乱して欲しいと思う。