KPL2022夏季 7/17 AG

本日のオーダー

对抗路 忆安

打野  未央

中路  久诚

发育路 一诺

游走  爱思

 

 2巡目の山場である2連戦目。今回の対戦相手はeStar。春季の王者である彼らは、他のS組のチームでも全く敵わない相手であり、今の彼らは王者という言葉が相応しいと思ってしまう、かなり手強い相手。彼らには隙が全く見られないし、夏季になってからますます強くなったように感じる。今のAGが勝つのはかなり難しい相手。S/Aの入れ替え戦にも、ここでどう爪痕を残せたかで変わってくる。

 

 今回も残念ながら3:2で負けてしまった。しかし、S組でも最強と思われるeStar相手にここまで粘って戦えるのは春季からは想像できないことであり、彼らの成長をひしひしと感じることができる試合だった。

 eStarは試合の展開を読むということが特に優れているチームであり、先を常に読んで戦っているチームだと感じる。このことから、他のチームよりも早く動くことができているし、そこから彼らが試合を動かしているのではないかと考える。今回、やはり全体的にeStarが試合を動かしていたと思うし、そこはAGの何枚も上だったと思う。とは言え、AGも彼らについて行けていたし、3・4ラウンドは完全にAGが試合を動かしていた。ここはかなり大きな成長だと思う。AGが今後も怯むことなくeStar、そして他のS組についていくようにするには、彼らのように先の展開を考えながら試合をこなすこと、これに尽きる。この試合でもついていくことができたのだから、まだまだ伸ばすことができるのではないか。

 

 前回も感じたが、選手個人の能力を上げることも重要。ポジション別で見てみると、やはり相手の方が技術は上。個人の能力値は、個人が努力すればするだけ伸ばせる箇所。AGは努力ができる選手達なのだから、プレーオフ進出を目指すのであれば、現状BO5で息切れをしているような状態をBO7に耐えられるようにしなければならないし、キャラプールを広げるような意識掛けや、単純に使えるではなく使いこなせるを目指すこと、それを常日頃から心掛けていれば大丈夫なのではないだろうか。

 

 集団戦も退くことなく相手に立ち向かえているし、春季から見てかなり成長したな、と毎試合感じる。ここまで変わったきっかけは、トップとジャングルが変わったこともあるし、彼らが怯むことなく突っ込んでいけるタイプの選手であること。それはAGにとってかなり良かったと思う。勝てていることで春季までの暗い雰囲気はなくなっているし、彼らにとっていいリズムができているんだと感じる。

 3・4ラウンドの試合を見ていると、AGが自分達で攻めていくリズムを作り出すことができればどんどん攻めることができているし、攻撃の手を緩めないようにすればどのチームが相手でも勝つことはできるのではないかと思う。

 

 選手の誰かがキープレイヤーなのではなく、全員がキープレイヤーであるし、誰かが欠けても勝つということはできない。今のAGは伸びしろしかないチームでまだまだ伸びることはできる。今回の試合は、今後にかなり期待ができる試合だったと感じた。

 

 次の試合はいよいよ2巡目最終戦。対戦相手はWolves。成績は1勝3敗でAGと並んでおり、最近不調の彼らもS/Aの入れ替え戦には進みたくないはず。お互い、ここで負けるわけにはいかない。ここが正念場。勝ってS組にそのまま残り、夏季プレーオフ進出、そして年末の世界大会進出へ王手をかけることはできるか。