KPL2022夏季 6/17 AG

本日のオーダー

 

对抗路 忆安

打野  未央

中路  久诚

发育路 一诺

游走  爱思

 

 先週、新体制としては初の勝利を収めたAG。今週の試合は2試合。ここで勝つか負けるかでS組昇格か、A組残留か、それともB組降格か、2巡目のグループ決定が左右される大事な戦いとなる。

 対戦相手はTES.A。春季ではいまいち不調でプレーオフ進出を逃したチームだが、夏季の編成は好調。彼らもS組から降格したチームではあるものの、夏季の実力はS組にも匹敵する強さではないかと思う。

 今回の試合の全体的なポイントは、集団戦。春季のAGは集団戦にどうも弱く、そこで負けてしまい勝ちを逃した試合が何度もあった。春季のようにそれが夏季でも続いてしまうのであれば、AGが他のチームに勝つということは難しくなってくる。

 

 1回戦目は珍しく序盤からAGから攻めていく。春季よりも相手のちょっとした隙を突いた作戦が上手くなっている。これは忆安と未央が入ったこと、そしてコーチの変更でチームの攻め方が変わったことが理由だと思う。春季はどうも突っ込んでいかなくてはいけないトップが突っ込んでいけなかったため、チームとして良い方向に変わっていっていると感じる。しかし、逆に突っ込まなくてもいい一诺が突っ込んでキルを取られてしまっており、そこは彼が自分で気付いて改善しなければならない。自分達の方がタワーを9本倒し有利に立っているのに、必要以上に焦り過ぎて負けてしまうのは非常にもったいない。

 春季のAGから変わったこと、それは自分達から前に出て行けること。2回戦目はそこが顕著に表れていた。相手に押されてしまうと、以前のように後ろに退いてしまうこともあるが、それでも彼らがチームとして進歩している証拠。引き気味だった春季と違い、しっかりタワーを倒せるようになってきているし、確実に変わってきている。ここでの集団戦は一诺が突っ込み気味。それでもギリギリの所を粘り勝ちできた。

MVPは未央。

 3回戦目、相手よりも試合をリードできると彼らはさくっとタワーを倒すこともできるし、自分達のペースで試合を進めることができる。ここでの集団戦は落ち着いてキルを稼ぐこともあれば、無理に突っ込んで全滅していたこともあり、退くタイミングをどう見極めるか、ここが彼らの改善点かなと感じた。

MVPは一诺。

 4回戦目、このまま次も勝利し、AGの勝利かと思ったのもつかの間、相手もそうはさせてくれない。序盤から相手のペースで進み、あっさりと負けてしまった。あっという間に負けてしまったという表現が正に的確。相手にペースを握らせないように自分達で無理矢理にでも展開を作り出すしかない。

 最終、5回戦目。この試合も先程の勝利で序盤は相手のペース。このまま相手に押されたまま負けてしまうのかと思いきや、そうはさせないのが今季のAG。この試合での集団戦はとても冴えていた。未央が恐れずに前へ突っ込むことで相手を怯ませ、そこを集団で落ち着いてキルを取っていく。集団戦は数をこなさなければどうすればいいか分からないままだ。今回の試合で集団戦を何度も戦っていく内に彼らなりのタイミングを見つけたのではないか。集団戦で相手を打ち取り、今回の試合を勝利で収めることができた。

MVPは未央。

 

 今回の試合は最後の最後まで勝つか負けるかが分からず、ハラハラした内容だったと思うが、彼らも試合で相手と戦っていく内に成長していることをはっきりと目にすることができた試合だったと思う。

 残りは2試合。春季はあれだけ遠かったS組に、今回は手が届くか。